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東松島市産業祭にて『レジームST』の回収実験を行いました

 11月12日に「第3回 東松島市産業祭」 (宮城県東松島市)で『レジームST』の回収実験を行いました。この取り組みは、株式会社コバヤシが参画する「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム(注1)」 が2021年から同イベントで実施しているものです。
 今回は取り組みにご賛同いただいた方々に、『レジームST』(注2)で作ったお皿やどんぶりなどの容器を購入していただき、蒸し牡蠣や豚汁などの提供時にお使いいただきました。地域の皆さまのご協力の結果、使用済み容器の回収率は過去2回に比べてさらに向上し90%を超えました。

 また、東松島市産業祭と同時開催の「SDGs産学官民連携環境イベント」では、「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム」に参加している企業・団体の活動紹介をはじめ様々な展示・ワークショップが行われました。
 当社は、様々なバイオマス複合プラスチック製品の展示や容器の生産工程の紹介、端材を使ったワークショップを開催しました。ワークショップでは、『レジームST』製トレーなどの「製造段階で発生する製品にならない部分を粉砕した“かけら”」で貼り絵を作り、東松島市のキャラクター「イートくん、イ~ナちゃん」のまわりに飾ってもらいました。みんなで作り上げた大きな作品は、東松島市役所本庁舎1階にて展示されています。

 今回のイベントで回収したお皿、どんぶりなどの『レジームST』は、「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム」にてリサイクルを検討すると共に、SDGs教育にも活用いたします。私たちは、これからも石油資源の有効活用やリサイクルを含めた様々な可能性について「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム」と共に検討してまいります。

※ 注1 みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム
宮城県が企業と共同開発したバイオプラスチックのリサイクルを検討するコンソーシアムです(2021年9月発足)。回収時の課題や、回収後の処理、再商品化時の問題点などについて、社会実験を通して抽出し、解決策を考えていきます。
※ 注2 『レジームST』
当社が、宮城県産業技術総合センター、山形大学と共同開発した素材で、工業用のとうもろこしでんぷんを樹脂に混ぜ合わせています。樹脂100%の製品に比べ、石油資源の節約につながるだけではなく、焼却時の二酸化炭素排出量を抑えることが可能です(https://reseam-kbjapan.jp/)。


本件に関するお問い合わせ : 株式会社コバヤシ 新規開発事業部 日向寺/総合企画室 宮下  TEL:03-3865-5500(代)
『レジームST』は株式会社コバヤシの登録商標です。