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先輩紹介

絶妙な配合割合を探って、相反する技術課題を解決する。地道に調べ、実験を重ねていくうちに、道筋が見え始めた。

PROFILE
コバゾール事業部 葛飾工場 技術課
工学部 応用化学科卒 2010年入社
CHAPTER 01

プラスチック素材の将来性に着目して入社

中学、高校とバスケットボールに熱中していました。バスケットシューズの底にはアルファゲルという緩衝材が使われています。卵を高い所からその上に落としても割れない、衝撃を吸収する素材です。その素材に興味を持ったことがきっかけで、大学では応用化学を専攻しました。モノマーからポリエチレンを重合する際に使う触媒の研究をしていました。
就職先としてはプラスチックを扱っている会社を探しました。自動車にしても、軽量化が進み、金属の部品はどんどんプラスチックに置き換わっています。これから伸びていきそうな分野だと思ったからです。

CHAPTER 02

材料の配合を探り、技術課題を解決したときは快感

入社して最初は、顧客の製造ラインの要望に合わせて、ポリウレタン素材の改良や機能の微調整を行っていました。2年目からは電子材料に使われるエポキシ樹脂の研究開発を担当。そして3年目の後半から現在まで、UV(紫外線)で固まるアクリル樹脂の研究開発に取り組んでいます。
アクリル樹脂は有機ELや太陽電池などの接着剤として、電気・電子デバイスに広く使われている素材です。他の素材にくらべると、接着力が弱く、防水蒸気性が劣る反面、早く固まり、簡単に柔らかくすることができます。私の仕事は、顧客の要望に合わせ、この特性をコントロールすることです。A社は「堅くてもいいが防水蒸気性を高く」とか、B社は「使いやすいように柔らかくして、防水蒸気性もそこそこに出してくれ」とか、要望はまちまちです。普通は両立できない性質の素材同士を材料の調合のバランスを取りながら配合し、技術課題をクリアするところに難しさがあります。配合の割合を探っていって、ピタッと決まったときは「やった!」という感じですね。

CHAPTER 03

材料のあり得ない組合せが道を開いた

当社でアクリル樹脂を電子材料向けに扱い始めたのは、ごく最近のことです。ですから、当初は社内に詳しい人はおらず、独学で知識を吸収し、実験を重ねて知見を身につけました。最初はわからないことだらけで、片っ端から近くにある材料を配合していましたが、それではうまくいくはずはありません。地道に調べ、実験を重ねていくうちに、1年半ほどして道筋が見え始めました。通常は組み合わせない材料を組み合わせてみたことがきっかけでした。面白いことにセオリーを破ったところに回答があったのです。

CHAPTER 04

コバヤシが世界に誇れるコア技術を確立したい

普通、開発には時間がかかるものです。しかし、コバゾール事業部では材料を混ぜることも固めることも簡単にでき、結果もすぐにわかります。短い期間でさまざまな実験にチャレンジできるのが研究開発者にとっては面白いところです。そんなこともあって、当社では顧客からの要望は断らず、何でも引き受けて幅広く研究開発します。それもメリットはありますが、「これこそがコバヤシ」というコアになる技術を確立することも、今後は重要になってきます。その役割を中心になって担っていきたいと思っています。

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