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東松島市産業祭にてレジームST®の回収実験を行いました

 11月3日に「第4回 東松島市産業祭」 (宮城県東松島市)でレジームST®の回収実験を行いました。この取り組みは、株式会社コバヤシが参画する「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム(注1)」 が2021年から同イベントで実施しているものです。
 今回は、豚汁のお振る舞いコーナーや近隣飲食店の出展ブースでレジームST®(注2)で作ったお皿やどんぶりなどの容器をご使用いただき、回収しました。回収したお皿やどんぶりは、洗浄・粉砕・ペレット加工を行った後、製品化し東松島市でのイベントで活用される予定です。

 また、東松島市産業祭と同時開催の「SDGs産学官民連携環境イベント」では、「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム」に参加している企業・団体の活動紹介をはじめ様々な展示・ワークショップが行われました。
 当社は、様々なバイオマス複合プラスチック製品の展示や端材を使ったワークショップを開催しました。ワークショップでは、レジームST®製トレーなどの「製造段階で発生する製品にならない部分を粉砕した“かけら”」で模様を作り、それを熱で固めたものを2つずつ作ってもらい、ひとつはキーホルダーとしてお土産に、もうひとつはしずくの形にしてもうひとつはしずく型に切って、雲の下で“よろこびの雨”を表現した大きな作品づくりにご協力いただきました。約200名の方(昨年の1.7倍)が参加してくださり、休憩する暇もないほどの大盛況でした。

※ 注1 みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム
宮城県が企業と共同開発したバイオプラスチックのリサイクルを検討するコンソーシアムです(2021年9月発足)。回収時の課題や、回収後の処理、再商品化時の問題点などについて、社会実験を通して抽出し、解決策を考えていきます。

※ 注2 レジームST®
当社が、宮城県産業技術総合センター、山形大学と共同開発した素材で、工業用のとうもろこしでんぷんを樹脂に混ぜ合わせています。樹脂100%の製品に比べ、石油資源の節約につながるだけではなく、焼却時の二酸化炭素排出量を抑えることが可能です(https://reseam-kbjapan.jp/)。